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2011年2月21日 (月)

猫の浮気ゆだん no.100

Photo
no.100

先週の続きのようなネタ。

「歌川藤よし」という絵師が描いた(歌川国芳の孫弟子と思われる)ねこちゃんの恋路物語。
(「江戸猫 浮世絵猫づくし」稲垣真一 悳俊彦著)

題して「しん板 猫の恋じ」

Photo_2

(右上から下に読んで、左上に行き下へ読む)

●簡易訳
1,(右上)昔々、さるところの勇みの猫が、欲のかかった女ねこを連れ出して、屋根づたえに逃げる。
2,はやくおかえりよ。男猫は3ヶ月ほど旅に出るので、留守を頼む。
3.女ねこがよその男ねこをなめている所へ、先の男ねこが見つける。
4,勇みの男ねこと、夫婦になって暮らす。
5,勇みの男ねこの帰りが遅くなると、よその男ねこが「ごろにゃご」と遊びにくる。
6,勇みの男ねこが、ブチ切れる。「何事じゃ」と提灯を持ったお巡りさんが来る。

一番下の長いコマ
●教訓ー「ゆだん」するな。という話し。

いや〜…これを読んだとき、またまた笑ってしまいました。キーワードも面白い。

●欲のかかった女ねこ
●(猫だから)屋根づたえに逃げる
●(猫だから)よその男ねこをなめる
●(猫だから)「ごろにゃご」と遊びにくる

それで、教訓が「ゆだん」するな。ですもん。
この話しに関して、「ゆだん」が両方にかかってる。つまり…

●勇みの男猫→自分がいない時に、妻が浮気をする。「ゆだん」するな!
●欲のかかった女ねこ(妻)→「ゆだん」していると、浮気がバレる。「ゆだん」するな!

てことで、特にどちらの味方とか、どちらの非難もしていない。

そんなところが、また面白い。

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