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2010年10月29日 (金)

焼けてもなお no.15

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no.15

「風俗 江戸東京物語」岡本綺堂著

「(本文より前回の続き)が、なんとかかんとかいって、よく喧嘩をしたものです。で、自然に消防の方を疎かにするので、火は見る見るうちに杮葺き(檜、または槇を薄く剝いだ板で屋根を葺くこと)の屋根から屋根へ燃え拡がって、五軒か六軒で訳なく消し止められるものを、十軒も二十軒も焼いてしまうようなことがあったそうです。」

この喧嘩などしなれけば五、六軒で消し止められるのに、喧嘩の為に必要以上に焼いてしまう。これを読んだ時「本当阿呆でかわいいなあ」と思ってしまった。まさに落語のようである。

消し口は命懸けで火を消す男たちの代償である。
だから、火を消すのも消し口を争うのも真剣なのである。

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